古代ローマ1000年史
昨年イタリアに行くまでに、塩野七生さんの『ローマ人の物語』(全15巻)を読もうと思っていましたが、結局果たせませんでした。
時間がなかったというのもあるけれど、どうも古代ローマの歴史が歴史の授業のかすかな記憶以上には私の中に残っていなくて、横文字の名前を見ているうちに誰が誰だかよくわからなくなってしまって・・・
そこで、大まかに説明しているこのガイドブックを読んでお茶を濁し、とりあえずイタリアへ。
- 作者: 新潮社出版企画部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05
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昨夏行ったところはローマではなかったので、歴史といってもローマ帝国時代というよりは中世のものが多く残っていたけれど、イタリアに限らずヨーロッパに行くなら、やっぱり古代ローマの歴史は少しでも押さえておいた方がいいよね。
それは名所旧跡を楽しむとか、そういうことではなくて、ヨーロッパの人々の感覚の中にもう常識として入り込んでいるものの根底に、そこの土地の歴史が刻み込まれているから。
ちなみにこんな偉そうなこと言ってますが、学生時代は歴史が大の苦手科目。
フランス革命と大化の改新なんて、ほとんどマンガから。
あとは大量に観た映画のおかげかな。
2つの世界大戦、アメリカ独立戦争、奴隷貿易、大英帝国、日露戦争、中世ヨーロッパ、文化大革命、始皇帝、革命の数々、キリスト教関係などなど。
私の歴史の知識の源は、教科書ではなく映画とマンガと小説なのでした。
さて、お正月スペシャルということで、NHKで『古代ローマ1000年史』という番組を放送していました。
さっそく録画をしながら見てみると・・・
1000年の歴史を数時間の番組で、というのだから、もちろん大まかにあらすじ紹介って感じなんだけど、BBCの協力による戦いのシーンは迫力満点。
ここで2万人死んだとか、3万の兵を失ったとか言ってたけど、
あのサッカースタジアム満席の人数だよなぁなどと想像したら、
「その死体はどうなったんだろう?」
って考えちゃいましたよ。
野ざらし?
それとも誰かが片付けた?
主要な人物の人間ドラマは興味深くて、もっと詳しく知りたくなりましたね〜。
ユリウス・カエサルなんかは特にいろんな人が題材にしてるから。
シェイクスピアを読み直そうかなと思った次第。
今読んだら、また違った見方ができそう。
それとも、
今回の番組で大まかな流れが頭に入ったので、
もう一度『ローマ人の物語』読破に挑戦しようかな。