ドイツ高校留学とばしてきました〜

今日の朝のヒッポファミリークラブに、昨年の夏からドイツの高校にYearLong(海外公立高校交換留学)プログラムで行っていたNちゃんが来てくれた。

彼女は今、高校2年生。
帰国して1ヵ月余りになる。


帰国して初めて会った時、弾丸のようなスピードでドイツ語を話すNちゃんにドギモを抜かれた。
そこにいたドイツ人の女の子も、あまりの速さに笑っちゃっていた。


そんなNちゃんも、最初からそんなにしゃべれたわけではない。
最初の授業で自己紹介をしたとき、クラスの全員と友だちになりたくて、
「あなたは私の友だち」
というのを1人ずつ全員に言って、ついでに先生にも言って、
「みーんな私の友だち」
ってドイツ語で言ったんだって。


日本語だと別に問題ないんだけど、
ドイツ語は、「友だち」っていう単語も、男か女か、1人か複数か、で変化する。
それを同じ単語で言ってたから、
男の子に対して言うと
「あなたは私の彼氏」
っていう意味になってたんだって。


みんなビックリしたけど、
「彼氏がたくさんいるんだね〜」って面白がってくれたらしい。



最初は授業で先生の言ってることもわからないから、とにかく聞こえたままにカタカナでノートに丸写し。

それを帰って来てホストパパに読んで聞かせると、パパがドイツ語で書いてくれた。
(なんて優しいパパ!)

そのうちに、先生の口癖まで書き取ってることに気づき、同じように書いていても、科目ごとに先生の口調で読めるようになってきた。
それが口調だけじゃなくって、表情も身振りも丸ごとなんだよね〜
先生にやって見せたら、「真似が上手いなぁ」って言われたそうです。(笑)


でも、いくら頑張って書き取っていても、それは「受け身」だなぁって気づいたNちゃんは、ある日先生が質問をするとみんなと同じように手を上げてみた。

これには、先生も、友だちも驚いた!
で、先生がNちゃんを当てると、
「わかりません。」
ってドイツ語で答えた。


いや、普通、わかったら手をあげるじゃん!
「わかりません。」ってことを伝えるために手をあげたNちゃん、スゴイ!!


でも、どの科目でもそれをやっていくと、先生とのやりとりが生まれて、次第にわかるようになっていった。
「やっぱり、ことばって人とのやり取りの中で成長するんだと思った。」
って彼女は言ってました。


とにかく、こんな感じで自分から頑張ってやれるだけのことをやっていた。
ドイツでも毎日、ヒッポのストーリーCD(ドイツ語版)を声に出して真似してたそうだ。


丸ごと真似していると、どんどん発見がある。
CDの中のフレーズが、日常で耳に飛び込んでくる。
反対に生活の中で聞いたことのあった単語が、CDに見つかったり。
それが面白くて、向こうでもずっと続けていたんだって。


11年生(高2)のクラスは自分には難しすぎるからと校長先生にかけあって5年生(小5)のクラスに週3回くらい入らせてもらったり、高校の中に「日本料理クラブ」を設立!して、いろんな日本料理を友だちや先生に教えてあげたり。

肉じゃがを作った時には、
「私たちのジャガイモに、こんな食べ方があったとは!」と感激されたそう。

ドイツ人にとっては、「私たちのジャガイモ」なんだね〜。
面白い。



今日は、ことばの話を中心に聞かせてくれたけど、もっともっと詳しくいろんなことを聞きたいと思いました。


行ってる間にやれるだけのことをやろう!
と思って、自分からどんどん働きかけていったNちゃんの話は、
こっちも背筋が伸びるような感じだったよ。


ホントに、こんなに素晴らしい高校生たちに出会えるって、なかなかないよね。
ヒッポって面白い!



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