子どもの母語獲得にはヒントがいっぱい!
昨日は、ヒッポ関西事務所でワークショップがありました。
昨日のテーマは、「赤ちゃんフィールドワークショップ」通称「べべフィー」です。(べべっていうのは赤ちゃんの意味です)
赤ちゃんや子どもたちが母語を獲得する様子を観察しながら、私たちヒッポファミリークラブのメンバーが多言語を自然に獲得していっている体験をひも解いていくのです。
昨日も面白い話がいっぱい!
今回特に面白かったのが、就学前後の子どもたちのエピソード。
例えば小学校1年の女の子
「キ」が「チ」になる
ウキワ→ウチワ
ウチワ→ウチワ
と両方ともウチワと言っている。でも聞きわけはできている。
他に、
キリン→チリン
そういえば、日本語で「キ」の発音をする漢字は、中国語(北京語)では「チ」であることが多いのです。
例えば、飛行機は、飛机(フェイチー)のように。
きっと同じグループの子音なんですね。
他にも、彼女は妹にいろいろ物を触られたくなくて
「だんども、さわらないでね」
と張り紙をしているそう。
これは、「なんども」なんだけれど、会話をしているときにはお母さんも気づかなかったそうです。
そういえば、ヒッポの韓国語CDのカバジンのセリフに、
「ナヌン モーヤ?(ぼくはなぁに)」
というのがあるんですが、
これが最初の頃
「ダヌン ボーヤ?」
と聞こえたりしていました。
そういえば、香港や台湾から来た学生たちは、
ナ行とダ行とラ行がよくこんがらがっていました。
これらの子音って舌の位置が似ているから、最初は聞き分けにくいのかもしれません。
でも、子どもたちがいつか「チリン」から「キリン」になるように、大人も文字からではなく、耳からことばに慣れ親しんでいけば、自然に聞こえるようになって、そのころには自分でも言えるようになっていきます。
そういうふうに見ていくと、
間違いではなく
プロセスなのだなぁと思うのです。
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