『DNAの冒険2008』 #2

ヒッポファミリークラブのワークショップでの発表。
今回はこの本を読み解きながら準備をした。

DNAの冒険―ことばと人間を自然科学する

DNAの冒険―ことばと人間を自然科学する


これは、言語交流研究所の研究部門であるトランスナショナルカレッジオブレックス(通称トラカレ)が10年前に出した本。

私自身は、出版までの準備期間の数年間、トラカレの学生達が試行錯誤しながら生物学や、自身のことばの体験をひも解くことに挑戦し続けているのを見てきた。


今回のワークショップ作りを通して、
「偉大なる素人集団」
という表現を思い出した。

私たちの中に言語学や外国語や、あるいは自然科学の分野のスペシャリストはいない。

あるのは、
1人1人の嘘でない体験だけだ。


ほんの些細な体験が膨大な数になったときに、
自然の秩序が見えてくる。


思想や理念ではなく、
自分の中に起きた体験を語ろう。

その面白さに気づいたとき、
本当にチャレンジングな人生を見つけることができるのだ。