『世界ウルルン滞在記』
世界各国に芸能人のみなさんがホームステイに行くTV番組『世界ウルルン滞在記』が、終了してしまいました。
ここ数週間は、番組終了に向けて、13年間のペシャル的なものを放映されていましたが、今日がいよいよ最終回。
もう涙、涙、でしたよ〜。
なんで、こんなに泣けるんだろう?
ティッシュ使いまくりでしたよ。
私は、子どもの頃から旅番組とか好きで、『兼高かおる世界の旅』とか見てましたが(古い!)、このウルルンは他の旅番組とは違って、観光地も出てこないし、一般的な「○○国はこう」的なものではなく、あくまでもそこの1家族と1芸能人との出会いと別れがテーマだったんですね。
私も別に毎週見ていたわけではないのですが、こうして総集編を見てみると、結構ポイントはおさえていたようで、ほとんどが記憶にありました。
この番組を見ていると、やっぱり人間って、文化や習慣や食べる物やことばは違っても、同じことで感動して、同じことで喜んで、同じことで涙するんだなぁということを、あらためて確認させられます。
たった一つの出会いで、人生が変わっていった芸能人の人や受け入れた家族の話を聞くと、本当に『一期一会』の意味がズッシリと響いてきます。
私も今まで、いろんな国にホームステイに行かせてもらい、数多くの国の人たちを受け入れてきました。
それは一般的な、○○国との交流というものではなく、受け入れてくれた家族や、来てくれたゲストその人と私という唯一無二の出会いなのだと思います。
この番組に出た芸能人の方々も、ふだんの芸名という仮面の裏にあるその人そのもので現地の家族に出会ってきた、それが、きっと見ている私たちの心にも直接に響いて、涙なくしては見られない番組となったのでしょう。
番組の中である人が言っていました。
この番組で、「ことばはいらない」ということを知ったと同時に、やはり「相手のことばで話したい」、だから「ことばが必要だ」と思った。
まさに、その通り!と思いました。
私は、別に外国語がペラペラになりたいわけでもない。
いろんな国の人と、どんどん国際交流したいわけでもない。
でも・・・
中国のモモちゃんとは中国語で話したいし、メヒコのサンティともスペイン語で話したいし、フランスのコリーンとはフランス語で、イタリアのアッレとタチアナとはイタリア語で話したい。
ただ、それだけなんです。
そして、そんな人が世界各国にいるし、
私みたいに出会った人のことばで思い出を話したいと思っている日本のヒッポメンバーの話も、行った国のことばでストレートに理解したいのです。
それは、人間としてごくごく自然な感情なのだと思います。
相手のことばで話したい。
それは、そんなに特別なことでもないし、そんなに難しいことでもないのです。