曜日の言い方

ふだん当たり前に使っていて何とも思っていないことばが、ちょっと違うところから眺めてみると不思議に思えることがある。

カンフーの先生が、
「中国語では曜日は、星期一、星期二、星期三というように、数字を使っていてわかりやすいのに、どうして日本語はややこしいの?」
と言っていた。

言われてみれば確かに・・・

日本のあれは、空の星の名前・・・ですよね?
韓国語も日本語と全く同じだし、ラテン系のことばも惑星の名前から来ている気がする。

とすると英語は?


そもそも韓国と日本が同じなのに、中国だけ全く違うというのが不思議だ。

昔は暦も違ったし、太陽暦の導入と共に入ってきたのだろうか?



あまりに気になったので、ちょっと調べてみた。


日本で太陽暦が使われだしたのが、明治の初め。
文明開化な時代ですね。

七曜は、もっとずっと前に中国からやってきていた。
空海らが持ち帰った「宿曜経」という経典などによって平安時代に伝えられていたそうだ。

そういえば六曜とか占いにあったような。


ラテン系のことばは、ローマ神話の神々の名前と、キリスト教関係から日曜が「主」、土曜が「安息日」という意味から来ているらしい。
そうかそうか、惑星も神話の神々の名前だものね。

英語は、日曜が「太陽」で、月曜が「月」、あとは北欧やアングロサクソン系やローマの神話の神々から来ている。
ドイツ語やオランダ語もこの仲間だとか。


で、問題(?)の中国は、昔は七曜を使っていて、それが朝鮮半島や日本にも伝わったのだが、現在は使われていないんだそうだ。
なぜかは、わかりませ〜ん。
どなたか知ってたら教えてください。


ちなみに、ポルトガル語も土日以外は、数字で言うそうだ。
でも、月曜の2から始まって金曜が6なので、中国語とは1つずれてる。



まぁ、こういうのは知識としては知ってても、実際自分が使うとなると感覚ができてないときには、なかなか反応できない。

私の場合、星期一、星期五、星期六、星期天(or日)は何曜日かとっさにわかるけれど、真ん中あたりの曜日は、一度考えないと理解できなかったりする。

会話の中で「時差」が起こるわけですね。(笑)


時差が縮まっていくのは、そのことば(音)に思い出(経験)がついた時です。
そう考えると、自然にことばを身につけるって、思い出つくりかなとも思います。